ロボット教室の最大手2校「ヒューマンアカデミーロボット教室」と「エジソンアカデミー」。
どちらも全国にたくさん教室があるので、どっちの教室に子どもを通わせるか、迷っているママも多いかもしれませんね。
そこで、具体的な違いを比較しながら解説します。
もくじ
子どもの習い事は多くのママの共通の悩み!我が子が楽しく続けられる習い事を選びたい
↑ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会の動画
小学3年生のママです。息子の才能を伸ばせる習い事をさせてあげたい!と考えています。
ひと昔前と比べて、近頃は子どもの習い事の選択肢もぐんと増えました。
選択肢が増えること自体は歓迎すべきなのですが、問題は我が子とのマッチング。
1週間の内に5つも6つも習い事を詰め込むのはさすがに無理がありますから、今の子どもの「興味」を満たしながらできる限り「今後の人生のプラスになるもの」を選んであげたいですよね。
そういう我が家も、小学3年生になる息子の習い事問題には就学前から悩まされてきました。
ちなみに息子の得意分野はレゴブロックなど、手先を使った遊び。それもオリジナルの作品を作るのが大好きで、集中するとそれこそおやつも忘れて遊びに没頭している始末です。
この得意分野を単なる「遊び」で終わらせるのではなく、息子の将来に活きるものに変えられないか…それがロボット教室探しを始めたきっかけでした。
探してみると、自宅近辺でもロボットを使った習い事が意外と多く開催されているのに驚きました。
プログラミング授業は2020年から小学校でも必修科目として定められていますし、実際の教育現場ではもちろんそれだけ親御さんの注目度が高い証拠だといえそうですね。
体験教室をフル活用、両方体験して徹底的に比較!
↑エジソンアカデミーで使用するアーテックブロックで作ったロボット。
失敗しないためにしっかり比較!
ロボット教室、プログラミング…何となくは理解できても、昭和生まれの私にはあまりにも次世代すぎて内容となるとさっぱりです。
訳が分からないからこそ、気になる教室は体験教室をフル活用して教室の雰囲気や講師との相性、授業の進め方など親が子どもと一緒に参加しじっくり吟味することをおすすめします。
ロボット教室は他のお稽古と比べても、決してリーズナブルな習い事ではありません。
だからこそしっかり内容を把握し、納得したうえで我が子を任せられるかどうかを判断する必要があるのですね。
ちなみに我が家の場合、息子が小学1年生の時に「ヒューマンアカデミーロボット教室」に、小学3年の時に「エジソンアカデミー」の体験教室にそれぞれ参加させて頂きました。
実際に2つの教室に参加してみて感じたことや違いなどを比較しつつ、レポートしていきます。
「ヒューマンアカデミーロボット教室」と「エジソンアカデミー」の比較
↑エジソンアカデミー公式動画
比較しやすいように表にまとめたよ。
ヒューマンアカデミーロボット教室 | エジソンアカデミー | |
---|---|---|
コースと 対象年齢 | <プライマリーコース> (1年間) ・5歳~小学校低学年対象 ・基礎的なロボット製作<ベーシックコース> (1年6ヶ月) ・小学校3年生くらいまで対象 ・ロボット製作の基本と応用<ミドルコース> (1年6ヶ月) ・小学校中学年、ベーシックコース受講後のお子さま対象 ・応用のロボット製作<アドバンスコース> (2年間) ・ミドルコース受講後の子が対象 ・本格的で複雑なロボット製作とプログラミング学習※以降はロボティクスプロフェッサーコース | <1年目> (1年間) ・3年生~ 全12カリキュラム<2年目> (1年間) 全12カリキュラム<3年目以降・エキスパート編> (1年4ヶ月/2年間のコース終了後任意入会) 全16カリキュラム※低学年は自考力キッズ※3年間で全40カリキュラム受講可能 ※小学校4~6年生対象 |
授業時間 | 90分×2回/月 | 90分×2回/月 ※個々の教室によって変動 |
料金 | ・入会金…10,800円 (キャンペーン中に入会すれば無料になることも) ・月謝…授業料9,720円 テキスト代540円 ・教材費…30,780円 | ・入会金…約10,800円 ・月謝…約10,800円/テキスト代含む ・教材費…約43,200円 ※個々の教室によって変動 入会キャンペーンあり・入会金…約10,800円 ・月謝…約10,800円/テキスト代含む ・教材費…約43,200円 ※個々の教室によって変動 入会キャンペーンあり |
使用教材 | オリジナル教材 (ロボットクリエイター高橋智隆氏監修のオリジナルロボット ) | アーテック社 (アーテックブロック、アーテックロボを使用 |
プログラミングを はじめるタイミング | アドバンスコース以降 まずはロボット製作から | 初回からプログラミング学習あり |
講師 | フランチャイズなので教室により差があり | フランチャイズなので教室により差があり |
教室数 | 1400校以上 | 900校以上 |
我が家は2つの体験教室に参加してみましたが、料金、講師の質、授業時間など似ているポイントも多く、甲乙つけがたいというのが正直な感想でした。
最終的には子どもの意志や、教室との相性にゆだねられそうです。
料金の比較
ヒューマンアカデミーロボット教室
最も気になる料金面ですが、「ヒューマンアカデミーロボット教室」は月額約10,000円。(税別・テキスト代含む)。
入会金として別途10,000円が必要ですが、私たちが体験した時は1週間以内の入会なら無料になるキャンペーン実施中でした。
せっかく入会するのなら、こうしたキャンペーン等を上手く活用した方が断然お得ですよ。
肝心のブロックパーツ代は約30,000円と少々お高く感じますが、こちらは最長4年間使用できるものになりますので、あくまで初期費用と考えて良いでしょう。
エジソンアカデミー
「エジソンアカデミー」の授業料も同じく月額10,000円(税別)で、3年間使用するブロックパーツ代は約40,000円です。
ちなみにこちらも入会金が別途10,000円必要ですが、入会キャンペーン中に申し込めば入会金とロボットパーツ代がそれぞれ5,000円オフ、合計10,000円もリーズナブルになりますよ。
年度の変わり目などはこうしたキャンペーンを実施している教室も多いですから、是非チェックしてみてください。
*エジソンアカデミーはフランチャイズ経営のため料金は個々の教室により違います。
実際に体験した感想を比較
<体験談①>子どもの想像力を創造力に!「ヒューマンアカデミーロボット教室」
ロボット教室のパイオニアは?と尋ねられれば、「ヒューマンアカデミーロボット教室」の名前を挙げる人も多いはず。
ロボット電話として話題になった「RoBoHoN(ロボホン)」や対話可能な世界初のロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」などを企業と共同開発し、メディアで取り上げられることも多い有名ロボットクリエイター、高橋智隆氏が監修を手掛ける全国規模のロボット教室です。
息子は小学1年生の時に体験教室に参加しましたが、カリキュラムは5歳から用意されているので小さなお子さんでもロボット作りを存分に楽しむことができますよ。
体験教室で実際に作ったのは、特製のブロックや細かいパーツで仕上げる「クロールロボット」。
その名の通り、まるでクロールしているかのように手を回しながら前進するユニークなロボットです。
うちの子にはとてもロボット作りなんて…と心配される親御さんも多いかと思いますが、大きなイラスト付きの説明書を見ながら組み立てるので簡単。
さらに体験教室では3名もの講師の方が付いていてくださり、息子のフォローもバッチリして頂けて有難かったです。
「ヒューマンアカデミーロボット教室」に例えば小学校低学年で入会した場合、基本的にはベーシックコース・ミドルコースをそれぞれ1年半学習し、次のアドバンスコースに進むことになります。
アドバンスコースはタブレットを使ったプログラミングを併用し、自分の組み立てたロボットをプログラミングによって操作するというより高度で本格的な内容。
いきなりプログラミングをというよりも、まずロボットの仕組みや動作の基礎をきちんと理解できるのが「ヒューマンアカデミーロボット教室」の最大の魅力だといえるでしょう。
実際に触って動かしたり頭の中のロボットを形にすることで、モノ作りへの興味も深くなりますし、手先はもちろん「考える力」の訓練にもなりますよね。
体験教室に参加していた子どもたちは余計な私語をすることもなく、目の前のロボット製作に夢中。
1つのことに集中して、ひたすら真剣に取り組む姿が印象的でした。
また「ヒューマンアカデミーロボット教室」では年に1回、東京大学でロボット教室の全国大会を開催しています。
自信作のお披露目はもちろん、全国のライバルたちの感性に触れて新しい刺激をたくさんもらえるはず。このような大会の開催も子どもたちのモチベーションを上げる、重要なポイントですよね。
ハル君「楽しいから90分があっとゆう間だよ。」
「ヒューマンアカデミーロボット教室」の授業は1回90分の月2回。
最初の1回でロボットの基本製作を学んだら、2回目の授業ではそれを使った応用実践、またはまったく別のロボット作りにチャレンジしていきます。
毎月まったく違うロボットが完成するので製作意欲も湧きますし、パーツは最長4年間使いまわせますので経済的にもエコですよ。
<体験談②>未来へ繋がる思考力を養う!「エジソンアカデミー」
ここ数年で教室数が格段に増えたと話題の「エジソンアカデミー」。
“エジソン”なんて何だか敷居が高そう…と思いつつも、近所に新しく教室がオープンしたこともあり小学3年になった息子と無料体験に参加してきました。
こちらは先ほどの「ヒューマンアカデミーロボット教室」とは少し違い、プログラミングを主体とした授業内容になります。
今も小学校で不定期に行われるプログラミング授業を、毎回心待ちにしている息子。
学校ではゲーム感覚で画面の中のキャラクターを動かして遊んでいるようですが、「エジソンアカデミー」では自身のプログラミングで実際のロボットを操作して楽しむことができます。
体験授業に参加した教室は講師2人体制でしたが、つきっきりでフォローというよりも基本子どもたちの自主性に任せるスタイル。
子どもたちの質問に的確なヒントを与えながら、問題解決に向け上手くサポートしてくださいます。
授業はグッド・トイ賞にも選ばれたことのある日本製の「アーテックブロック」で出来たロボットを使用し、パソコン上のプログラミングを操作してセンサーから動作の指示を送ります。
プログラミングと聞くと無知な世代にとっては難解で複雑なものに感じますが、「エジソンアカデミー」のプログラミング画面は右脳で直感的に判断できるので、小さな子どもでも無理なく操作できるシステム。
もちろんパソコンの基本動作や専門用語なども一通り教えてもらえるので、パソコンの勉強としても非常に有効ですよね。
体験教室では1人に1台パソコンとロボットが用意され、プログラミング操作でロボットに指定のコースを完走させるという課題が出されました。
角度やスピードなど、ロボットが上手くコースを走るための指令を次々に打ち込んでいくのですが、とにかく最初は手探り状態。少しでも調整がズレると、ロボットはイメージ通りに動いてくれません。
小学校中学年にさすがにこの課題は難しいのでは…と心配する親をよそに、子どもたちは何度失敗してもめげることなく、再チャレンジを繰り返していました。
ハル君「プログラミング面白い。」
「エジソンアカデミー」では入会したその日から、本格的なプログラミングを学ぶことができ、定期的に開催されている世界ロボット大会などに参加して自分のプログラミング力を試したり、全国に同じ興味を持つ友達を作ることもできます。
プログラミングを通した論理的思考力や創造力はもちろん、発表や大会を重ねるごとにプレゼンテーション力も身についていきそうですね。
ちなみに我が家が体験にお邪魔した教室は、1回90分の月に2回授業。
「ヒューマンアカデミーロボット教室」と同じく最初の1回は基礎学習、もう1回は応用学習に充てられるとのお話でした。
子どもの授業の進み方次第では補講が用意されているなど、手厚いフォロー体制も嬉しいですね。
「ヒューマンアカデミーロボット教室とエジソンアカデミーの比較」まとめ
「エジソンアカデミー」にはすぐにでも本格的なプログラミングを学べるノウハウがありますし、基本的には子どもたちの自主性が尊重されますので、自分のペースでコツコツ取り組みたいお子さんにとっては嬉しいポイントですね。
また「ヒューマンアカデミーロボット教室」はプログラミングはもちろん、実際にロボットを作ったりその仕組みを詳しく学べるのが大きな魅力。
講師陣のフォローも手厚いので、子どものモノ作りへの興味をより広く深く伸ばすことができるのではないでしょうか。
とはいえ実際には、教室の数ぶんさまざまなタイプの講師陣が在籍しておられます。
授業内容や方針はもちろんですが、講師とお子さんとの相性は習い事を長く続けるにあたって最も重要なポイント。
同じロボット教室でも場所が違うだけでまったくタイプの違った講師がいらっしゃることもあるので、とにかくたくさんの教室に足を運び体験を通じて実際の雰囲気を確かめてみてくださいね。
以上、口コミでした。