ヒューマンアカデミーのロボット教室に通うこと1年と5ヵ月目のユウちゃん。
今回のロボットは「ぶつかりロボット う王さ王」のアレンジ回です。
どうやって「手を使わずに」スイッチの入れ替えをするのかがポイントです。
そんなオートマチックな仕組みをゆうちゃんは無事に作れるのでしょうか。
ネタバレ注意!これからヒューマンアカデミーロボット教室に通う予定の子はみないでね。
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少しだけオリジナリティを加えて「う王さ王」完成!
テキストにはユウちゃんが好きなパイロットをつけるアレンジがされていましたが、ユウちゃん自身は今回使わなかったそうです。
代わりにタイヤを乗せたのは、ユウちゃんのオリジナルだそうです。
上手に作れており、動きもバッチリでした。
今回は、またしてもチャレンジコーナーがありました。
チャレンジコーナーには組み立て方の手順が書いておらず、材料パーツとできあがり図だけを見て自分で考えて組み立てていきます。
母はパズルや謎解きみたいでおもしろいなと思うのですが、ユウちゃんには少し難しいらしく「ちゃんと手順が書いてあるほうがいい」とちょっとだけむくれていました。
それでもきちんと組み立てられていました。
【ネタバレ注意】これがオートマチックな仕組みの元
「自動で向きを変えるなんて、とってもハイテク!」と思いましたが、ヒューマンアカデミーのロボット教室で使用するのはモーターとスライドスイッチのみ。
スキャナーセンサーやコンピューターなどのパーツはありません。
自動の仕組みを理解するヒントは「観察」のコーナーにありました。
下記のような質問が載っており考えをまとめるようになっています。
- ロボットが壁にぶつかる時、ロボットのどこの部分がぶつかりますか?
- ロボットが壁などにぶつかると、フレームはどうなりますか?
- フレームがスライドすると、スイッチのレバーはどうなりますか?
これらに答えていくと、おのずと答えに導かれます。
つまり、自動車である土台に、左右にスライドするフレームをはめ、壁などにぶつかってそのフレームが押されることでスイッチを入れ替えるという仕組みです。
ネタバレでした。
仕組みが分かれば「なぁんだ」という単純なことかも知れませんが、その仕組みに気づいたり仕組みを生み出したりすることが、とても大変で大切なことではないでしょうか。
最初から答えを教わるのではなく、一旦考えてから原理を理解することで、「自分でも使える」技術に応用していけるのだと思います。
知識を持たずに「新しいこと」は発見できないですよね。
装置の仕組みづくりを基礎から学べるロボット教室は、発想力を鍛える点でも有益だと思いました。
ちなみに、最近自動車を買い替えた母。
キーレスで開錠されて、ボタンひとつでスライドドアが開いてエンジンがかかり、センサーが働いて衝突を防いだり誤発進を抑えたりすることに、逆に一抹の不安を感じずにいられません。
全部が電子制御になることは便利ではありますが、「電気系統がダメになったらどうするんだろう……」と心配ですし、至れり尽くせりすぎて人間の注意力が落ちそうに感じるのです。
それはAI時代に感じる不安にも通じるのでは。
レバーを回して窓を開ける自動車を知っている世代からすると、多少不便でも仕組みが単純明快なもののほうが、壊れても直せる気がして落ち着きます。
ロボット教室は他にもたくさんありますが、ヒューマンアカデミーのロボット教室は「つくる・動かす・理解する」という流れが明確で、「ものづくり」の原点という気がします。
仕組みを知れば単純でも、こういった学習をつみかさねて新しいものをどんどん生み出す応用力をつけていってほしいです。
そして次回のロボットは
次回は、「一本勝負! ケンドーロボ」です。
今度は自動的に竹刀を振る仕組みをつくるのだそうです。
「めぇぇ~ん!」と気持ちいい一本を取れるでしょうか。