レイちゃん
Artec(アーテック)社が運営するロボットプログラミング教室「エジソンアカデミー」「自考力キッズ」。
高学年向けのエジソンアカデミー、幼児&低学年向けの自考力キッズ。
今回は小学2年生が自考力キッズを体験したので、レイちゃんママが口コミしてくれました。
もくじ
自考力キッズの体験レポート
レイちゃんママ
低学年用のロボット、プログラミング教室である自考力キッズ。6~8歳まで、年長~小学校3年生が対象です。
全国1500以上教室がありますが、学習塾であったり、知育教室であったり、音楽教室であったり、母体となっている教室は色々です。
使用する教材、カリキュラムの内容はアーテックから提供されたものですが、教えるのは各教室の先生になります。
なので、授業時間数、時間帯、月謝、カリキュラムの進め方は教室によって多少異なるようです。
今回体験したのは小学校2年生、7歳の女の子です。
注意力散漫なのが玉に瑕ですが、好奇心旺盛で物怖じしない元気な子です。
60分のワンツーマン授業でした。
Artec(アーテック)とは?
アーテック社は学校教材、教育玩具を作っている会社です。ブロックでご存知の方も多いのではないでしょうか。
ブロックで一番著名なのはレゴだと思いますが、アーテックのブロックは、基本は正方形で、ブロック自体大きく、穴も大きいので、低年齢でも扱いやすいです。
レゴはブロック同士を接続する時、けっこう力が必要ですが、アーテックのほうが楽に接続できます。
このブロックを使ったプログラミングで動くロボットが今回の自考キッズの教材です。
最近、アーテックから発売されたのは、幼児用に開発された声や動作で動くロボット「アリロ」です。
ペットのようなかわいらしい外見で、操作は簡略化されており、幼児のプログラミング教育の導入にぴったりです。
その他に小学校、中学校で実際に教材として使われたのが「アーテックロボ」。
40~45分の学校の授業で使いやすいように開発されている教材です。
学校のプログラミング教育については、その学校の裁量で行われます。
(そのため、実際にどんな教材が使われるか分かりませんが、)アーテックの教材が使わる可能性は十分ありますので、そういう意味でも自考力キッズは良いかもしれません。
カリキュラム:パズル×ロボット×プログラミング
自考力キッズの授業は以下の3段階に分かれています。
1.パズル
アーテックのブロックを使ってパズルの問題を解きます。
バランスよく崩れないようにブロックを組み立てたり、テキストにある形をブロックで作ったりします。図形の学習になることはもちろん、問題に取り組むことによって集中力を増すための段階のようです。
娘の体験した教室は授業時間が60分と短めであるせいか、その時の子どものやりたいことを大切にしているようで、パズルを短縮することもあるようです。
今回の体験でも短縮されていました。
2.ロボット
アーテックのロボットのカリキュラムでは、ブロックを組み立てて電池で動く簡単な車や、飛行機を飛ばす機械などを作ります。
ロボット教室最大手のヒューマンアカデミーのベーシックコースのロボット組立はパーツが細かく、形も複雑なので、低学年の場合、かなり時間がかかります。
見ただけで「たぶんこうだよね」と感覚では組み立てられません。
その点自考力キッズのものはかなりシンプルで普段ブロック遊びをしない子でも、先生の手を借りるまでもなく簡単に組み立てられると思います。
少し自分のアイデアを加えるのもポイントで、自分が好きなブロックを使って目をつけたり、耳をつけたり、デコレーションします。
娘は女の子らしくピンクの鼻や耳、白い羽をつけていました。
先生が言うには「男の子だとまったく違うデコレーションしておもしろいですよ」とのこと。
そういう作業は不必要のように思いますが、子どもたちはそんな小さなことから自分なりのアイデアを表現する喜びを感じるのかもしれません。
設計図通りに組み立てて終わりでは創造性を育むという点では不十分なのでしょう。
さらに、話を聞くと、通っている子どもたちは当たり前のように自分でアイデアを出して改造しているようです。
先生も「やってみよう!」「やってみる?」と、ポジティブに背中を押してくれる場面が多く見られました。
3.プログラミング
自考力キッズの大きな特徴は低年齢用にも関わらず、始めからプログラミングをおこなうことにあります。
しかもタブレットではなく、パソコンでの入力です。
タブレットなら画面をタッチすればいいだけで、既に大人より達者な子も少なくないでしょう。
しかし、パソコン操作となるとハードルが高い気がしますね。
小学校2年生の娘もパソコンは以前プログラミング教室の体験で少しだけ触っただけ。
クリックもドラックもきちんと理解していない状態でした。
しかし、今回は先生とのマンツーマンでていねいに指導してもらったため、すぐに一人で操作できるようになっていました。
子どもは飲みこみが早いので、パソコンの操作も案外早く身につきそうですね。
プログラミングで出せる指示は「前に進む」「後ろに進む」、そして、「〇秒進む」「〇秒止まる」など。娘はまだ秒の概念はないですが、車が進んだり、止まったりするのを見て秒の感覚が分かってきようで、「3秒だと短いんだね」などと話していました。
プログラミングは数字の概念の定着にも一役買いそうですね。
年長・小1・小2対象
ロボットプログラミング教室を体験した小学2年生の感想
以下が小学校2年生の娘の感想です。もうちょっと小さい子や3年生の感想は違うものになると思います。
「車を作るのは簡単だった。好きな色やパーツを使えるのは嬉しいけど、簡単すぎてちょっとつまらなかった。でも、車が自分の思ったように動くのはすごく良かった。もっとやってみたいなと思ったよ」とのことでした。
6歳からですので、もうちょっと年齢の低い子、ブロックに慣れていない子なら感想が変わったかもしれません。
確かに、普段からブロックや工作が好きなタイプの子には作るという観点では物足りない感じもします。
しかし、その分プログラミングの時間がとれますので、その点は満足できるのではないかと思います。
レイちゃんママ
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教室の雰囲気はとても良い
レイちゃんが体験した教室は幼児~小学校3年生くらいまでの知育教室でした。
そのため、小さい子にとって親しみやすいカラフルでかわいらしい内装の教室で、靴を抜いてリラックスして授業が受けられました。
学習塾系とは違い、赤ちゃんや幼児が対象なだけあって、子供の気持ちをつかむような声かけをしていました。
低学年向けの自考力キッズを学ぶ環境としては最適だと思います。
逆に学習塾がやっている自考力キッズの場合、少し違う印象を受けるかもしれません。
教室は立地で選ぶことが多いと思いますが、教室の環境も大切なような気もしますね。
自考力キッズのコース
自考力キッズのカリキュラムは基本は2年コース、もっと短い期間で終えられることもできます。
通常は1ヵ月に2回で、1ヵ月で1つの課題に取り組むことになります。
しかし、年長~小学校3年生という年齢の幅はかなり大きいです。
1年ごとにできることが子どもたちは異なります。
レイちゃんは7歳ですが、来月には8歳ですので、自考力キッズを始める年齢としてはちょっと遅すぎるかもしれません。
しかし、先生が言うには、そうした発達の違いを考慮し、先に進める子にはどんどん先に進ませてくれるとのことでした。
また、その教室では小学校4~6年生を対象としたエジソンアカデミーも開講していますので、短期間で自考力キッズを終えて、エジソンアカデミーに移ることも可能だそうです。
その場合は、新たなに教材を購入することになるのですが、割引があります。
エジソンアカデミーの取扱いの有無は教室によって異なりますので、体験する際はそのことも聞いてみるとよいかもしれません。
でないと、自考力キッズを終えて新たな教室に入るために再び入会金がかかってしまうということも考えられます。
子どもが大好き!Pepper君の教材も!
これはどの教室にのあるわけではないと思いますが、体験した自考力キッズには教室にPepper君がいました。
いろんなお店で案内係をしている白いタブレットのついたロボットです。
先生が言うには小さい子で怖がってしまう場合があるとのことですが、うちの娘は大好きで、見かけると必ず遊びに行きます。
娘くらいの子ですとPepper君が好きな子は多いのではないでしょうか。
今回は残念ながらPepper君に電源は入れられていませんでしたが、Pepper君を使って小学生以上の子はプログラミングの勉強もここの教室でするようです。
その他にこの教室では学年ごとの全漢字が網羅されている絵本があったり、希望があれば算盤を教えてくれたり、宿題をみてくれたり、フレキシブルな授業をしていました。
また、先生が子育てのベテランでもあり、子育て、普段の学習、受験についても相談にのってくれるようなので、保護者にとっても頼れる存在のようです。
そうした教室によって異なる付加価値をどう評価するかというのも教室選びには大切なポイントなのかもしれません。
自考力キッズの料金(月謝・教材費)はいくら?
レイちゃんが体験した教室の料金は以下の通りでした。
・入会金:30,000円(キャンペーン期間に入会の際は無料)
・月謝:12,000円(キャンペーン期間に入会の際は、9,800円。初月は無料)
・施設費:1,000円(キャンペーン期間に入会の際は、初月は無料)
・教材費:30,000円
上記をまとめると、入会時は30,000円で、1ヵ月の月謝、施設費は無料になり、2ヶ月目からは13,890円必要です。
※税抜の料金です。
この金額はあくまでレイちゃんが体験した教室での金額です。フランチャイズ経営のため金額が異なる場合があります。
月謝については6,000~10,000円の範囲の教室が多いようです。
レイちゃんが体験した教室は月謝が高めですが、その分、プログラミングのことだけではなく、様々なケアをしてくれて環境はとても良いと思いました。
自考力キッズと他の教室を比較!メリット&デメリット
メリット
・低年齢の子でもなじみやすい内容で、初めてのロボット教室として最適
・ロボットだけではなく、始めからプログラミングも学べる
・カリキュラムが3段階なので途中で飽きない
デメリット
・小学2年生以上ではブロックが簡単すぎて物足りないことも
・テキストの内容も低学年向けで科学や物理などへの興味を促す内容があまりない
ロボット教室プログラミング教室はいっぱい体験して比較しよう。
一見おなじように見えるロボット教室でも、内容はかなり異なります。
今回レイちゃんの反応を見て、実際に複数体験させることが大切だと思いました。
レイちゃんママ
年長・小1・小2対象